選挙情報
支持者・有権者とのコミュニケーションツールとして、インターネットをいかに活用していくかがこれからの選挙の重要なカギとなります。そこで今回はホームページのコンテンツ最新事情についてご紹介しましょう。
●ネット献金
米国におけるネット個人献金の主流は、小切手とクレジットカード決済です。しかし、わが国では個人が小切手を使う習慣がなく、カード決済もカード会社が二の足を踏んでおり、また実際の献金額を考えると費用対効果の面からもまだ実効性に乏しいのが実状です。そこで、個人献金を募るための個人献金のご案内のコンテンツ(個人献金の申し込みはメールやファックスで受け付け、振込先を掲載しておくもの)を掲載しましょう。「いくら集まるか?」ではなく、その姿勢の方が重要なのです。
●ブログ
米国の大統領選挙ではブログが主流となり、わが国でも政治家のブログが急増しています。しかし、まだまだ米国並みの活用はなされていません。単なる“自己満足”に終わらないよう、できる限り更新作業を行い、有権者に生のメッセージを伝えることが重要です。そして、「エレログ」に登録し、競争力をつけましょう。
●動画配信
政治家の動画配信も多少見受けられるようになってきました。今後の選挙ではこのツールも大きな武器となります。家庭用ビデオカメラで撮影した政治家の生の映像・声を月1回でも2回でも、更新・配信することが重要です。
●メールマガジン
今、政治家のメルマガはかなり普及しましたが、その大半は受け手側が読む前に削除しているのが実状です。少しでも読んでもらえる工夫を心がけ、デザイン性・視覚性に優れたhtml形式のメルマガなども一法でしょう。
●携帯サイト・QRコード
最近、選挙広報物に携帯サイトのQRコードを入れるケースも都市部を中心に増えてきました。これは特に20代・30代の携帯電話層といわれる人たちに対し、同じ目の高さで選挙戦を戦っているという、メッセージ効果が期待できます。実際のアクセス数が少ないからといって悲観することはありません。
●ネット投票
有権者の最も関心の高いテーマに関し、ネット上でリアルタイムの投票を行うシステムです。これにより有権者との双方向コミュニケーションと、その投票結果を広報物や演説等にフィードバックすることでさらに有効活用ができます。
●その他
ネット上でのネガティブキャンペーンも増えています。それらのチェックと一定限度を超えた悪質な攻撃に対しては、名誉毀損や選挙妨害等で法的手段に訴えるといった断固たる姿勢を示すことも時には必要です。正々堂々、フェアな闘いをネット上ですべきです。
以上のポイントを踏まえ、より強力なサイトを構築して下さい。
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