選挙プランナー 三浦博史の選挙戦最新事情

民主党の石川知裕議員他３名が逮捕されました。
今日の民主党大会がどうなるかわかりませんが、今日の朝の新聞・ニュースを見て思ったことを記します。
まずはここまできても小沢を守ろうとする民主党内のあり方に改めて疑問を感じます。企業でも幹部を含め社員の顔がトップを向いているのか、消費者等、ステークフォルダーに向いているのかが企業の盛衰を決めるといわれます。
民主党議員の大半の顔は間違いなく有権者ではなく、小沢氏に向いているということが大問題です。
次に国民としては真実を知りたい！でしょう。
そのために、民主党内部から真相究明チームを発足させるべきです。
鳩山総理の対応も危機管理がなさすぎるといわざるをえません。
またこの問題を小沢VS検察などと説明する議員や評論家がいますが、対決以前の問題として、民間企業だったら、まずは社員、株主、取引先、消費者（順番はどうであれ）に対して説明責任を果たすことがトップの責任でしょう。小沢氏は駄々っ子みたいで事情聴取には応じない、説明はしない、ではあまりにも幼稚すぎます。
小沢サイドに正義があって、はじめて検察との対決になるわけですから。
しかし自民党も、喜んでばかりはいられません。
そもそも小沢氏は旧態依然とした自民党の古い体質の継承者です。自民党も他人事のように批判・追及するだけではなく、これを機会に二度とこうしたばかげた事件が再発しないように政治倫理・政治改革の再起動をすすめていくことが肝要です。

選挙的に言えば、民主党も自民党もいち早く国民目線の解決策・行動を打ち出した方が勝ちでしょう。
自民党の菅氏や世耕氏たちが定年制の遵守を申し入れましたが、こうしたことが一つひとつ解決・進んでいけば自民党の支持率も上がっていくでしょう。

選挙対策は日頃の成果も大事、ということを噛み締める絶好のチャンスともいえます。