BS11の「INsideOUT」で、森田実氏(政治評論家)、二木啓孝氏(BS11解説委員)、松田喬和氏(毎日新聞論説委員)と、二日間にわたり参院選の選挙区・比例区の議席予測を行いました。皆さんの意見を総括すると、みんなの党の躍進は間違いなさそうです。「政治とカネ」、「独裁政治」に辟易とした有権者からみれば、クリーンで「脱官僚」というわかりやすいメッセージを打ち出しているみんなの党のイメージは良く、民主党でも自民党でもない有権者の選択肢の一つの受け皿として、最近のマスコミ世論調査の結果にも顕著に表れています。
舛添氏や与謝野氏が自民党を飛び出す話も頻繁に言われていますが、これは自民党の危機感の表れで、本気で飛び出すのであれば黙って決起するのではないでしょうか。党の役員人事(含総裁選)の前倒しの前触れかもしれません。
一方の民主党は、長崎県知事選をはじめとする首長選での連敗もあり、ようやく小沢批判や退陣を求める声が出てきました。5月連休明けの普天間基地の着地点次第で、今の連立に亀裂が生じ、鳩山退陣、同時に執行部総入れ替えといったウルトラCもあるかもしれません。
ここで斬新な顔ぶれに一新されると、噂されている大阪の橋下府知事の地域新党以外、新党の出番は殆どなくなってしまい、無党派層が“もう少し民主党の様子を見てみよう”となれば民主は再び強くなると思われます。
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