自民党は舛添氏と与謝野氏が新党立上げをほのめかし、特に与謝野氏はかなり熱くなっているといわれます。ご自身の健康問題もあり、何もはばかることがないので、本音が言いやすいのかもしれません。それだけ、今の自民党はなっていない、ということでしょう。小泉内閣の時の竹中平蔵氏や野党になってから輝きを増している平沢勝栄氏など、テレビでの対与党との論客をもっと大事にしなければ、自民党復活はないでしょう。舛添氏や若くても風格のある小泉ジュニアなどを上手く”使いこなしていけるか否か”が自民再生の鍵だと思います。同じことが民主党にもいえます。与党の時の自民党と同じように鳩山総理も小沢幹事長も内政の失態やスキャンダルの目隠しに外交を利用しようとするでしょう。米国はもとより、中国、北朝鮮、ロシアとの駆け引きはこれからが見物です。ただし、5月にはいり、普天間で鳩山総理退陣、小沢幹事長更迭となれば民主党の再生は一気に進みます。特に小沢傀儡執行部にならなければ、民主党はかなり強くなるでしょう。自民党もそれらを予期し、文字通りみんなが出番の挙党体制を敷かなければ参院選もおぼつかなくなります。
みんなの党は当面株が上がり続きそうです。東京選挙区、比例に大物著名人の噂もあり、それが実現すれば、さらに化けそうです。公明党は昨年の総選挙で負けたものの、投票率だけが問題で、同じく昨年の東京都議選の芸術的な勝利の戦術を応用すれば、参院選はそれなりの議席が獲れそうです。パーシャルにみんなの党との連携は進むと思われます。国民新党は、亀井一家の鼻息は荒いですが、政党としての存在感は薄いままです。広告塔の下地氏は目だっていますが、彼の本音は晩秋の沖縄県知事選挙でしょう。共産党は大阪選挙区が要注目です。多分同党初の松竹芸能出身のイケメン候補です。山田宏杉並区長や中田元横浜市長、鈴木康友浜松市長等の松下政経塾コアの新党立ち上げも喧伝されていますが、山田氏の本命は来年の都知事選挙とも言われ、どこまで国政に本気かが問われそうです。これは同様にサプライズで台風になりそうな大阪の橋下知事率いる関西地域政党も、橋下氏が知事を辞めて立候補するか否かが大きなポイントになるでしょう。さもなくば参院選というよりは来年の統一地方選挙狙いの政党と思われます。平沼新党は構成員の大半の本音が自民党復帰と言われていますので、立ち上げても条件付き政党になるでしょう。5月連休明けから様々なサプライズ、ハプニング、期待と失望が渦巻きそうです。
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