本日未明に判明した参院選の開票結果は、大方の予想を超え、民主党は改選議席の54を大きく下回る44議席に、与党・国民新党は改選議席の3からゼロとなりました。
対する自民党は改選議席38から51へと13議席増の大躍進、みんなの党も10議席獲得で、今回の選挙結果としては自民、民主に次いで3位の好成績を収めました。公明党も選挙区の3議席すべてを獲得し、比例では目標に届かなかったものの底力を見せつけました。
たちあがれ日本、新党改革は各々比例で1議席を獲得しましたが、日本創新党の山田党首は東京選挙区で惨敗した上、政党要件の2%にも達しませんでした。共産党は東京で議席を失い、比例だけとなってしまいました。
今回の結果は“ねじれ”どころか、国民は約10ヶ月の民主党政権に対し、明確にレッドカードを突きつけたといえるでしょう。9月の代表選挙は一波乱ありそうな気配です。しかし、自民党もここで勝ったと思ったら大間違いです。勝因は単なる民主党政権のオウンゴールに過ぎないのですから、この機会にしっかりと再起動すべきでしょう。
今回の参院選では自民・民主共に組織選挙の弱体化と共に、未だに自民党地方議員の底力が垣間見えた気がします。
政局としては面白くなりそうです。
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