ニュースの感想
社民党の照屋寛徳衆院議員は、去る10月29日、同党が推薦する伊波洋一氏(前宜野湾市長)支援の那覇市内で行われたパーティーの席上で、「沖縄は『公職選挙法特区』ですから。逮捕を覚悟で腹をすえてやってもらいたい」と述べました。
パーティーには福島瑞穂党首ら党幹部に加え、全国の地方組織から週末のビラ配りなどのために沖縄に来た約90人が参加。照屋氏は「街頭行動を頑張ってもらいたい。公選法を守ろうと思っている人は直ちに(今日の飛行機の)最終便で(帰っていい)」「万一逮捕されたら弁護士は私でなく福島瑞穂を呼んで下さい」と語った。と朝日新聞で報じています。
立法府の国会議員が、このように犯罪を煽るかのような発言を露骨にすること自体、驚きの念を隠せません。「もうそういう時代は終わったんですよ」と一言申し上げたい。
コンプライアンスが重視される今、まさに時代に取り残されようとしている政治家の一面を見た思いです。
>沖縄は『公職選挙法特区』ですから
>逮捕を覚悟で腹をすえてやってもらいたい
>街頭行動を頑張ってもらいたい。
>公選法を守ろうと思っている人は直ちに(今日の飛行機の)最終便で(帰っていい)
照屋氏は「米軍基地に苦しんできた沖縄では県民全員が基地反対なのに、保守陣営が法律違反をしてるから基地賛成派が沖縄の政治家になる」と考えているのから、こういう言葉が出たのかもしれません(中身の真実や是非はさてきおき)。まあ1兆歩譲ってこの発言を認めたにしましょう。
でも「沖縄は公職選挙法特区」「沖縄の選挙では公選法を守らなくてもいい」ともとれるコメントをした照屋氏は今後は沖縄県の選挙で相手陣営(特に本人または選対幹部)の選挙違反で立件され、政治家から退きそうになって自陣営に有利になりそうでも、「選挙違反で立件するのはおかしい」といって相手を擁護しなくてはならず、相手の法律違反に乗じて優位に立つ資格がないことを公言したことになりますね。まさか「自分たちは選挙違反しても構わないが、敵対勢力の選挙違反は厳格に取り締まるべき」というダブルスタンダードなはずがありませんから。
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