お花見を自粛すべきか否かという論議があります。石原知事も正確には夜の電気照明を使ってのお花見は自粛すべきと言っているわけですが、やや気になることがあります。同じ日本人がたくさん亡くなられていたり、被災に遭われている中でお祭り騒ぎをしている場合ではないだろう、というしごくもっともそうな意見に対して反論をしたいと思います。そもそも家族の中に重い病人がいると、笑顔は失せます。しかし近所中から笑顔が失せたら、いくら周囲の同情、おもいやりの精神が素晴らしくても、街中みんな憂鬱になってしまうことでしょう。病んでおられる方がいる時こそ、子どもはもちろん、大人も元気が必要だと思います。みんなで、お花見はなるべく昼間にして、義援金を募り、そこで売られるお弁当や飲みものの一部を被災地に贈ることも一法でしょう。みんなで元気を一刻も早く取り戻し、被災者の方々にその元気の一分を贈り続けることの方が、自粛よりよほど大切だと思います。夜間照明の自粛と元気の自粛は分けて論議すべきだと思います。政治家は街の元気を促すことに腐心されるべきでしょう。今こそ日本中に元気が必要なときだと思います。
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