ニュースの感想
全くその通りだと思いますが、TVなどであまり取り上げられていないのが不思議。しかし、石原氏の政治的立場から見てなぜ、こんなことを言ったのか全く理解に苦しみますね。自分はイスラム圏に理解があると言いたかったのかもしれないけど、こんな理解はイスラム圏の人にとっても迷惑でしょう。
それ以上に知られていないのは、アメリカにはキリスト教の原理主義者が多いことです。
自由なアメリカが成り立っているのは沿岸部だけ、内陸は保守的です。
キリスト教徒イスラーム教徒との対立の歴史は根深いですし、アメリカ内部でもイスラーム教徒への嫌悪感は根強いものがあります。
黒人の解放運動でも、キング牧師が賞賛され、マルコムXが非難されたのも当てはまるでしょう。
「歴史の必然」は「起こるべくして起こった」という事実認識の一形態であって、出来事を肯定的に容認しているわけではないと思いますが。 きっとそうなるだろう、そうなるような気がしている、そんな気配がある→やっぱりそうなった。 これが歴史の必然としての認識であって、「必然だから正しいんだ、正義なんだ」と言っているのだと解釈しておられるのでしたら、幾らなんでも思考が飛躍しすぎだと思います。 テロ行為の裏には宗教的な摩擦があったんじゃないかと推測する行為の、どの辺りが罷免に相当するのか見当もつきません。
この石原さんの認識にけちをつける様では、国際政治的には無能と見做さざるを得ませんね。
ムスリムの反欧米テロを”キリスト教支配に対するイスラム圏の反逆、歴史の必然”とみるのは、イスラム圏の民衆感情です。理性では「間違っている」と分かっていても、感情的には支持してしまう。だからこそ、イスラム圏はテロリストへの共感を断ち切ることが出来ない。
この歴史的視野による認識をもって、初めて「テロを根絶するには、軍事的制圧では不充分であり、”イスラム圏の近代化”と”イスラム圏とキリスト教圏の和解演出”が必要である」と云う理解に到達する事ができる。この理解は、国際政治の世界では、今後300年間の重要なテーマになるでしょう。
与党の発言や政治力を批判ばかりしているうちに、ご自身の足下をおろそかにしてしまったのですね。
マスコミが晒さないだけで、自民党内にも「問題発言居士」やら「献金問題大御所」などは、たくさんいることでしょう。人材枯渇の自民党ですから、次期衆院選の前には『小泉進次郎総裁』が誕生していても、不思議じゃありません。
彼が自分の頭で考えてそう言い切っているならまだマシ。オヤジである石原慎太郎の受け売りだよ。
逆にいうとその程度の器。オヤジが引退したらそれこそ何も残らない。
「テロ行為を起こす事」が「歴史の必然」だと言ったのでなく、「テロが起きた事」が「歴史の必然」と言ったのでは? 主観の位置を取り違えてるように思えますが。
筆者に同感です。
そして石原氏に問いたい。
19世紀から20世紀前半、軍事力を背景に列強に搾取され続けた中国が、軍事力を背景にアジアでの覇権を狙うのもまた歴史的必然と呼ぶか?
選挙プランナーとしての評論は仕方がないことと思いますが、ここ数年Statesmanがおらず殆どがPoliticianであることに起因すると思う。それらを選んだのは選挙民であり彼らの国政選挙に参加する質を上げねばならぬ。然し評論かも視聴率に焦点を当てた論評に終始している。日本国を憂うなら選挙人の人の本質を見抜く公平な情報を示されたい。 日本人の爺より
確かにそうですね。日本人も犠牲になったあの事件を「歴史の必然」とおっしゃったことに関して、決して容認できる発言ではないと思います。やはり「血は争えないもの」なのでしょうか。幹事長は9.11の遺族に、都知事は3.11の遺族に対して「人とは思えない言葉」を浴びせかけているわけですから。
確かにそうですね。日本人も犠牲になったあの事件を「歴史の必然」とおっしゃったことに関して、決して容認できる発言ではないと思います。やはり「血は争えないもの」なのでしょうか。幹事長は9.11の遺族に、都知事は3.11の遺族に対して「人とは思えない言葉」を浴びせかけているわけですから。
私も同じ感想を持ちましたので、投稿しました。
私も、9.11は「歴史的に必然に起こった出来事」だと考えており、と、同時にそれを口にすることは、同時にキリスト社会・アメリカによる国際社会における強権的支配への警鐘を鳴らしているのではないでしょうか。
歴史的・文化的に、力ではなく対話を、抑圧ではなく協調をよしとし、キリスト教からもイスラム教からも自由である我が国において、暴力のらせん・宗教間の争いに対する中立的な発言を評価出来ないのは残念です。
9.11のみならず、イスラム教国によるテロの背景にある中東戦争をはじめとするキリスト教国の振る舞いに目を向ければ、9.11も歴史的必然と思うところです。
与党なら鬼の首を取ったようにマス「ゴミ」は言い立てるでしょう。
ただ私は彼が責任を持って非難に対して反論するのであれば、
問題ないのではないかと思います。
「米国は原爆投下を必然であったと公式には言っている。それに対しわが国は公式に反論したのだろうか。
してきたのだろうか。
『歴史の必然』はその行為が正しかったという意味ではない。
そもそも歴史に正邪を持ち込む意識こそ歴史を冒涜する意識だと私は思っている。
もちろん犠牲者に哀悼をささげながらということは論を待たない。
そして民主主義とは反論異論を言う自由があってこそ成立するものであるということも」
ぐらい言って欲しいですがね。
必ずしも180度的場ずれでも無いが・・・・って感じですか、私の場合は。
世の中、キリスト教VSイスラム教の対立が好きな人も多々いるようですね。
ただ野党とはいえ幹事長職であり現在の日米関係を考慮したとき、決して口にしてはいけない言葉ではあると思います。
世界の富を牛耳る国家と、貧困にあえぐ国家の経済格差戦争だと私は思います。
まあ、この発言でアメリカは石原氏を要チェックってことでしょうね。
イスラムがなぜキリストを嫌うのか、そのあたりの理解があっての発言かどうかは知る由もありませんが、両宗教の歴史的軋轢を学んでいる者にとっては、”まあ、そんなとこかもな”という程度で受け止めるのみであり、そんなにカリカリ受け止めることはない。少数の日本人犠牲者、たしかに尊い命が亡くなったことは許し難いけれども、だからといって宗教・歴史という大局を論ずることを禁ずるために持ち出すのは、議論の封殺に等しいと思う。個人的ヒューマニズムを超えた次元の話だからね。むしろ、テロに関して無関心を決め込み、言論的去勢に陥って発言すらできない者のほうがよほど怖いわ。
その通りです。
米国の大統領が「テロが起きたことは仕方がない」などと発言すれば、責任を放棄したと取られても仕方がない。同盟国である日本の政治家も同じで、テロを防ぐために策を尽くしている中で起きたことなら、「日本人の犠牲者もいるし、我々も力不足だった」位は発言すべきでしょう。
それを犠牲者とは無関係の歴史家のように「歴史の必然だった」(歴史家としても三流以下ですが)と突き放すなど、人の血が通っていないと思われても仕方がない。まだ「死の街=ゴーストタウン」の方がましです。
ここのコメントはみんなアメリカ側の見方しかしていないようですね、日本が世界のリーダーシップをとる気があるなら、同盟国として意見してもいい時期にきているんだはないでしょうか けっしてあの当時(イラク戦争)は正しくはなかった。その報復のいったんとしては必然性はあったかも
私も通行人Cさんと同意見で、特に罷免に繋がるような失言とは思わない。歴史の必然=正義という意味での発言ではなく、あくまで言葉通りの意味と思える。
マスコミが素通りしたのなら、単に他の政治家の失言や辞任で忙しかったのかもしれませんが、むしろ賢明なことなのではないでしょうか。この国政の混乱している時期に、政治家の発言の言葉尻を捕らえていちいち騒ぎ立てて、これ以上政治を混乱させるような不毛なことはいいかげんやめて欲しい。正直うんざりです。
まあ、敢えてわざわざ言うほどのことでもない気もする。誤解されるような言い方でよその国のテロについて読書感想文みたいなことをつぶやいている暇があったら、むしろ日本国内の問題の解決に精を出して欲しいと強く思います。
アメリカが覇権主義的な側面を持っているのは否定できないですよね。
同盟国サウジに於いてでさえ米兵士の横暴さは当時からよく言われていました。
石原発言は、イスラム社会がその米帝国主義への怒りを爆発させたと思った、と言っているだけで、テロを容認しているとは私は全く読めませんでした。
どこをどう読めばテロ容認になりますか?
ちなみに私は石原伸晃は大嫌いです。
別のところでも話題になったのですが、私も通行人Cさんと同様な見方をしました。
「平和」「友好」とスローガンを叫んでいれば、本当にそうなるのでしょうか?
文化・宗教の違いから、その後の展開を読み、ある程度はそれに備える事は非常に重要です。
「テロ容認」の立場でなくとも、CIAが「ビンラディンという怪物」を創った時点で、9.11は歴史の必然となったのだな・・・という認識も当然あり得るでしょう。
最近のコメント一覧