この法案について、真っ向から反対している人たちは意見は異なりますが良しとして、第3者機関を作れとか官僚支配から脱皮しろとか言いながら代替案も出さない、出せない様々な”評論”を聴いていると小田原評定を思い起こさせます。みんなの党も日本維新の会もそれなりに修正案、代替案を出し、自民党は公明党はもとよりこうした建設的な修正に応じてきたわけです。にもかかわらず、みんなの党や日本維新の会は、案にはまあまあ賛成だが、参議院の審議時間が少ないとか、内容より国会の面子や技術論等で委員会で採決の際に退席する行動の方がむしろ国民には理解されにくいと思います。また主に説明・審議不十分として批判されるマスコミの方々も、私ならこうするべきだ!という代替案がないままの批判のための批判が目立ちます。まあこれを繰り返していれば、何も決められない内閣になってしまうでしょう。選挙でも、後援会に十分納得、根回しして政策や政策物を作れ!という人が見られますが、納得する頃には選挙は終わっています。国家の総合安全保障にかかわる大事を、代替案なしで批判することほど無責任なことはないと思います。
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