以前にも触れましたが、自民党が野党時代、即ち谷垣総裁時には、どうがんばってみても支持率が10%台で動かず、低迷が続きました。しかし、首長選では結構、自民党系の候補が勝っていたのです。逆に、安倍政権になってから、内閣支持率は衰えず、自民党支持率も高水準で安定していますが、意外と首長選で自民系候補は苦戦しています。米国のように2大政党制で、大統領と議会のバランスをとろうとする土壌とは全く異なるわが国では、中央の政権与党とは多少一線を画した候補に、票が流れやすいともいえそうです。時の政権が天狗にならないように!といった独特のバランス感覚が効いているのかもしれません。こうした状況下で自民・保守系候補が勝つためには、中央とのパイプを強調以上に、どこかで多少対決姿勢を示したほうが有権者受けするかもしれませんね。
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