集団的自衛権についての各党討論等マスコミ報道を見ていて気がついたこと。自民党、安倍総理は、個別のケーススタディを丁寧に解説し、現実に適った対応をするための限定的解釈変更について説明。公明党はそうした解釈の変更が国民に納得できるか否かを検証する姿勢、日本維新の会やみんなの党も方向性はほぼ同じ。他の政党はどことはいわずとも、相変わらず、これまでの解釈で何もなかったのだからこのままでいいのではないか、これまでの解釈を変更するのは納得できない、説明不足云々の論陣。集団的自衛権は憲法に絶対抵触するから反対!ならともかく、これまでの解釈を変更するのはダメ、といった論議を聞いていると、この人たちは日本を取り巻く国際情勢の変化を無視しているとしか考えられません。ルールや方針を一度決めたら変えられない頭。おそらく民間ではこんな頭の固い経営者の大会社は生き残っていけないでしょう。時代に即応する決断力、国民を説得・納得させる努力を試みる政党・政治家と、解釈の変更についていけない人たちの票をあてにすると思われてしまう政党・政治家。フィリピンvs中国、ベトナムvs中国の動静も限定的解釈の変更には追い風とみます。
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