今朝、政治評論家の鈴木棟一氏の会で、防衛事務次官の西正典氏のお話を聴きました。主に中国の分析でしたが、正直、日本の防衛のトップがここまで、中国の歴史とその民族の特性を分析されているのかと驚かされたと同時に頼もしく、また誇りに思いました。様々な内容でしたが、特に中国は契約と国境と言う概念が、わが国とは全く異なるということを認識させられました。欧米社会の契約は神と人の契約で、人は契りを破れば、天罰が下るわけですが、中国にはそうした契約の概念はなく、自分たちの都合のいいように変更できる、国境も、中華思想が浸透しているところと浸透していないところがいわばボーダーラインで、これは時代や状況により変化するもの、といったことを殷や秦に遡って歴史的にも、わかりやすく解説していただきました。防衛はまずは相手のことをよくを知る、とう点で(選挙もそうですが)日本の宝みたいな方だと思いました。
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