参院選は総選挙(衆院選)以上に政党選挙の色合いが濃くなります。衆議院小選挙区は比較的、地上戦、候補者の底力がモノを言いますが、参院選では選挙区といっても全県区となる大選挙区です。大体、参議院議員が当選後6年間、選挙区内をこまめに回っている人はごく少数。そうなると“人物より政党で選ぶ”という有権者が総選挙以上に増えることは当然のことといえます。
直近のマスコミ調査でも、鳩山内閣は80%台の高支持率でよく頑張っているという評価が多い反面、先の総選挙では「ちょっと民主を勝たせ過ぎた」「自民党も政権奪還できるよう頑張ってもらいたい」とする回答が70%を超えています。
前者の鳩山内閣評価でいけば、先の総選挙での風がそのままスライドすることになり「民主圧勝」、後者での風が吹けば意外に「民主苦戦・自民躍進」の可能性もないわけではありません。
11月以降の予算編成やオバマ大統領の来日後が鳩山内閣評価の第一段階となるでしょうし、自民党も谷垣新総裁の下でどんな国会論戦が繰り広げられるかが鍵となりそうです。参院選については自民の出遅れ感が気になります。
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