今の自民党は党全体が柔な世襲候補のようになってしまっているようにみえます(私が仕えた故椎名素夫代議士は同じ世襲でも骨太でしたが)。
そもそも、戦いはたとえ一人であっても最後まで全力で戦い抜くという強靭な精神力と覚悟が必要です。しかし今の自民党は公明党をはじめ、各種団体やゼネコン等の支援団体に、あまりにも“他力本願”し過ぎる体質になってしまい、そうした“他力”が離れていきそうになると、引き止めや自らが再生を図ることより、やや“自暴自棄”になってしまっているようにもみえるのです。“浪人”時代に一皮も二皮も剥けてタフになるタイプと、これまでのエリートが入試に失敗したくらいで落ち込んでしまう柔なタイプがあると思いますが、今の自民党は後者に近いようです。
一昔前とはいえ、9年間自民党代議士秘書を経験してきた私としては、もう一度タフな自民党に再生してほしいと思います。この国に保守を標榜する政党は絶対に不可欠だと思うからです。
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