ニュースの感想
本日発売の「週刊現代」に、立教大学の逢坂巖先生が『踊る友愛政権への手紙「鳩山さん、あなたはガンジーじゃないから」』と題し、大変貴重な論文を寄せられています。
政治コミュニケーションの権威でもある同氏が、民主党の松井孝治官房副長官と劇作家の平田オリザ内閣参与とのシンポジウムの発言録から、例えば平田氏の「しかし政治家は国家を扱っているわけですから、国家を解体するなんてことは公にはなかなかいえないわけで、(それを)選挙に負けない範囲で、どういう風に表現していくのかっていうことが、僕の立場」という危険な発言も紹介しています。
鳩山総理の宇宙人的発言のシナリオライターである同氏が、こうした暴露的発言をすること自体驚きです。米国のプロのスピーチライターとは大きな違いがあることを認識させられました。「守秘義務」の契約もないのでしょうか? 逢坂先生はさらに鳩山総理の年頭の施政方針演説で引用したガンジーを引き合いに出し、最後に「ガンジーのように裸になって態度で示す本当のパフォーマンス。鳩山さん、いま身を削りなさい」で結んでいます。
週刊誌の寄稿の中で、久しぶりに清清しい論文を拝読させていただきました。
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