菅内閣誕生で民主党支持率は奇跡的なV字回復をみせ、自民党との差は3:1と、トリプルスコアの数字も出始めています。
この絶妙なタイミングでの代表・幹事長交代劇、しかも7月11日の投票日はズラさない100%選挙目線。もしかすると、小沢氏の高等戦術が功を奏しているのかもしれません。そうだとすると、菅氏以外はすべて“パペット”ということになりますが、選挙後に気づいても“後の祭り”でしょう。
参院選が終わり、民主が勝ち、その勝因が小沢氏辞職の絶妙なタイミングだったことが党内で周知徹底される。そして、菅氏が「俺はドサクサで決まった、いわば選挙の顔。安定した民主党政権を作るためにはもっと若い人に任せた方が良い。きちんと党員を含めた代表選挙をやるべき」などという正論を持ち出して、自ら代表と総理を退く意向を表明、「原口君なんかいいのでは!」などと事実上の後継指名をして、菅・小沢・鳩山連合軍がその人を代表に推せば、仙谷官房長官や枝野幹事長も手も足も出せないでしょう。
一度は座りたかった総理の椅子に、菅氏は就任して満足し、民主党も参院選に大勝して満足し、そして次期総理候補はそれに向けて黙々と準備を進めているとしたら、小沢氏の描いたシナリオは大したものです。
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