政党や政治家が選挙で何を言おうと自由です。その実現性を見極めるのも有権者の一つの特権でしょう。
しかし、一部の政治関係者がイギリスの例を持ち出して「マニフェスト」なる“外来語”が「公約」より上で、かつ完璧なものの如く喧伝したがために、マスコミも国民も「マニフェストは公約より尊し」と思うようになりました。
今の民主党のマニフェストは従前の公約よりもはるかに劣るものだと思います。期待を大きくさせている分、マイナスも大きいと考えるからです。政党も政治家も、いい加減、マニフェストなる選挙神話や一時的なファッションではなく、自らの「言の葉」を大切にする選挙活動、政治活動を行ってほしいものです。
イギリスはイギリス、アメリカはアメリカです。「日本人の日本人による日本人のための政治」を実現するためには、選挙戦も日本の未来を創る政党・政治家に相応しいキャンペーンをめざすべきだと思います。
外国の良いところを取り入れることに反対するものではありません。但し、そのまま直輸入して使用することはやめていただきたいのです。
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